ターンオーバーを促進
させ美しい素肌に
トレチノインとは
トレチノインはビタミンA誘導体で、正式にはオールトランスレチノイン酸と呼ばれています。
米国ではニキビ、シミ、小じわの治療医薬品として、FDA(日本の厚労省に当たるところ)に認可されています。
通常の状態では、28日~56日かかるターンオーバーをトレチノインを使用することで、そのサイクルを短くすることが出来ます。
もともと血液中にごく微量流れているものなので、アレルギーを起こすことはありません。
ゼオスキンヘルスには、この肌再生効果のあるトレチノインと、強力な美白作用のあるハイドロキノンを組み合わせて行う「セラピューティック」と言うスキンケアプログラムがあります。
ターンオーバーとは?
お肌の生まれ変わりのサイクルのこと。
基底層で生まれた細胞は形を変えながら表皮に押し上げられ、最後はアカとなって自然と剥がれ落ちることで、私たちのお肌は常に入れ替わっています。
加齢と共に新陳代謝が落ち、ターンオーバーのサイクル期間は長くなり30代~40代では平均して45日程度はかかると言われています。
01.基底層で新しい表皮の細胞が誕生
02.基底層で作られた角化細胞が角質細胞になる
03.角質として剥がれ落ちる
トレチノインの効果
トレチノインは、ターンオーバーを促進させ、皮膚の浅い部分に存在する「しみ」を改善する効果があります。
また、毛穴のつまりの原因となる角栓を剥がし、皮脂腺の機能を抑制するので米国では「ニキビ」の治療薬としても用いらており、コラーゲンの産生を促すように作用するため、「しわ」などの光老化を改善させる効果もあります。
トレチノインの副作用
トレチノインは、角質を剥がし表皮細胞の分裂を促進して皮膚の再生を促します。
使用当初は赤くなったり、皮膚がボロボロと剥がれ痒みや化粧水が染みるなど症状が起きます。
使用の頻度や使用量には個人差があり、医師の指導のもとで慎重に使用しましょう。
皮膚炎になってしまった場合は、すみやかに使用を中止し、病院を受診するようにしてください。
また、妊娠中・妊活中・授乳中はトレチノインの使用を控えましょう。
米国では使用に問題はないとされていますが、当院では、妊娠中・妊活中・授乳中の方への処方は行っておりません。
トレチノイン 耐性の獲得
トレチノインの外用を続けると当初みられた落屑、紅斑を伴う皮膚炎は次第になくなります。
トレチノインの耐性がつくと、外用剤の濃度をいくら上げても変わりません。
長期間継続使用した場合はトレチノインの使用を中止し、休薬ののち再開すると耐性が減じて、再び高い薬理効果が期待できます。
当院では、4~5ヶ月ご使用の後は2~3ヶ月ご使用をお休みいただくことを推奨しています。